12日朝、燕市分水地区でごみ収集車に積んだごみが燃える火事があった。
作業員は中から燃えている不燃ごみ袋を取り出したが煙は収まらず、ダンプカーのように荷台を上げて、ごみをすべて道路上に排出した。近所の人も手伝って横田区民会館分館や隣接する法蔵寺が備えていた消火器で初期消火に当たる一方、119番通報して到着した消防車が放水して火を消し止めた。けが人はなかったようだ。
一部始終を目撃した女性によると、ごみ収集車の中からボンという爆発音が聞こえ、ごみを路上に排出すると真っ黒な煙が立ち上ったと言う。「わたしらもどうしようかと思ったもん。びーっくりした」、「あの運転手はびっくりしたろ。火が出てるのつかんで外に投げたんだいね。勇気あったと思うよ」と話していた。
原因は殺虫剤のスプレー缶が爆発したためと思われる。燕市のごみ収集では、スプレー缶は不燃ごみの日ではなく、「缶類」の日にスプレー缶を必ず最後まで使い切ってほかの缶類と分けて出すこととしており、協力を呼びかけている。
(佐藤)