8月24日(金)から29日(水)までの6日間、弥彦村でことしも大相撲伊勢ヶ浜部屋の夏合宿が行われる。伊勢ヶ浜部屋に所蔵し、先に引退した元横綱日馬富士もコーチとして参加する。
合宿では2日目から弥彦神社相撲場での公開朝げいこをはじめ、三条市や長岡での子ども交流イベント、新潟県護国神社御創祀150年記念イベント、新潟国際情報大学イベントへの参加や南魚沼市や湯沢町への表敬訪問、福祉施設訪問などを予定している。日馬富士の参加は間違いないが、いつ参加するかはまだ決まっていない。
日馬富士は2015年、弥彦神社の相撲場開きでこけら落としとなる土俵入りを披露。それをきっかけに伊勢ヶ浜部屋は翌16年、17年と弥彦村で夏合宿を行い、弥彦村に大勢の相撲ファンを集めた。
ファンの人気を集めた日馬富士は昨年11月、日本相撲協会に引退届を提出。ことしの夏合宿の実施も心配されたが、日馬富士はコーチとして部屋に残ったため、夏合宿に参加できることになった。
9月30日に両国国技館で日馬富士の断髪式が行われる。弥彦村の夏合宿を主催する一般社団法人どすこい越後(高橋道映理事長)が8日開いた総会で、五十嵐茂事務局長は「日馬富士が稽古場でまげをつけて白いけいこまわしで目にふれるのは新潟県で最後じゃないかと思う」と話し、ことしの夏合宿の盛り上がりに期待した。
また、日馬富士は9月竣工を目指して自費で800人規模の小中高一体校をモンゴルに建設している。そこで使ういすや机などの備品を寄付を募っており、どすこい越後では廃校になった三条市内の学校で不要になった備品を手配できればと検討を進めている。
(佐藤)