6世紀後半の創建と伝わる加茂市八幡1、長瀬神社(小池清彦宮司)の春季祭礼が14、15の2日間行われ、15日は総勢約350人で編成する御神幸(ごじんこう)行列が行われた。
15日は午後から舞殿で神楽が奉納されたあと、午後2時過ぎに行列が出発した。社殿は加茂川右岸の小高くなった土地に鎮座し、御霊(みたま)を載せた神輿(みこし)が石段を下って御神幸行列に合流し、加茂川左岸側の目抜き通り向かって行列を進めた。
「上条まつり(じょうじょうまつり)」の名で親しまれている祭礼で、笹(ささ)団子の時期に行われることから、「だんご祭り」とも呼ばれ、祭礼にあわせて笹団子の予約を受ける菓子店もある。
重さ500?とも600?とも言われる全国的にも珍しい六角形の神輿。子どもがふんする右大臣と左大臣がいるのも特徴的だ。加茂市長の小池清彦宮司はウマに乗り、榊(さかき)を載せたポニーも行列に加わる。
曇りで肌寒かったせいか沿道で見学する人は少なかったが、年配の人は神輿に手を合わせた。旗を持った小学生や保育園児の稚児の保護者は写真やビデオの撮影に忙しかった。
(佐藤)