18日朝、大阪府北部を震源に震度6弱を観測する地震が発生したのに伴い、三条市や燕市では現地の被害状況など情報収集を行っている。
18日午前7時58分ごろ、大阪府北部を震源に震度6弱の地震が発生した。推定マグニチュードは5.9、震源の深さは約10km。震度6弱を観測したのは、大阪府北区の高槻市、枚方市、茨木市、箕面市。新潟県内では糸魚川市と上越市で震度1を観測した。
三条市では、国定勇人三条市長と震源地で震度6弱を観測した大阪府箕面市の倉田哲郎市長が郵政省(今の総務省)に入省同期の盟友だったことから両市の交流があり、市長同士や報道を通じて情報を収集している。
燕市では、震度6以上の地震が発生した場合は必要なら対応を協議する決まりになっているが、地震発生から1時間ほどの間に得られた情報では、燕市から応援に出向くような被害状況ではないとみて情報収集を進めている。
応援については自治体などから要請がない限り出動しないのが燕市の方針。防災課の十河浩主幹は元自衛隊員で、今回の震源地で震度5を観測した大阪府豊中市で小学校2年生から大学卒業まで過ごした。さまざまなルートを通じて情報を集めているが、電話が通じなくなっている地域もあると言う。
また、箕面市には三条市に本社のあるスノーピークが運営するスノーピーク箕面自然館とスノーピーク箕面キャンプフィールドがあるが、とくに被害は発生していない。
(佐藤)