夏休みに小学生が親元を離れて4泊5日で100kmを踏破する「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」がことしも8月8日から12日まで行われるのを前に17日、三条市厚生福祉会館で保護者説明会が開かれた。

第4回まで燕三条青年会議所、それ以降は燕三条青年会議所OBを中心に実行委員会を組織して行っている事業。三条市、燕市、弥彦村の4年生以上の小学生を対象に参加者を募集し、100kmを歩き抜く精神力や同じゴール目指す仲間との友情、規律正しい行動などを通じて成長をうながす。ことしで第11回になる。

小学生の参加は85人。かつて兄が参加し、その後、転勤で千葉県に引っ越したが、ぜひ兄と同じ体験をしたいと参加する弟もいる。

保護者説明会では、事業説明、実施DVD上映、学生スタッフの研修の説明、学生スタッフが自己紹介と隊列の運営の説明などを行い、保護者の理解を求めた。5日間、子どもを預ける保護者にとっては、いかに安全が確保されているか、信頼できるかが最大の関心事で、統率のとれた学生スタッフをはじめ実行委員らによる説明にじっくりと耳を傾け、納得していた。

事業の現場を運営するのは、県内の大学生や専門学校生が中心の学生スタッフ。ことしは過去最多の61人が登録し、5月から毎週のように行っている延べ100時間の研修に取り組んでいる。

ほかにも小学生のときに参加した中高生18人も今度は子どもたちをサポートする立場となって参加する。

（佐藤）