サッカーW杯ロシア大会日本代表東口順昭(ひがしぐち まさあき)選手=ガンバ大阪=の出身大学、新潟経営大学では、日本代表の初戦が行われた19日夜、同大学でパブリックビューイングを行い、東口選手の後輩の学生や学校関係者など100人余りが観戦し、日本代表に声援を送った。
東口選手は、大阪府高槻市出身。ポジションはゴールキーパー。2年生のときに福井工業大学から新潟経営大学に編入、2008年に卒業。2013年までアルビレックス新潟に在籍し、2014年からガンバ大阪。
パブリックビューイングは、東口選手も所属したサッカー部とスポーツビジネス専攻の学生が企画した。会場の学生ホールには、東口選手を応援する横断幕を掲げ、東口選手が着用したユニフォームやサッカー部に毎年、贈ってくれているというシューズや手袋なども展示した。
午後9時のキックオフにあわせて、サッカー部(部員77人)などの学生や監督、教職員、一般など100人余りが集まり、150インチの大型スクリーンで観戦した。
学生たちは、顔にフェイスペイント風の日の丸のシールを貼り、ブルーのメガホンや光バルーン、東口選手の写真を使った特製うちわなどを手に声援を送った。「ナイス!」、「決めろ!」、「くるよ、くるよ!」とひとつひとつのプレーに集中し、ゴールが決まった瞬間は大きく両手をあげてガッツポーズで立ち上げり、大歓声が起こった。
サッカー部の近藤慶治部長(4年)は、先輩が日本代表選手ということについて「誇らしいです」と話した。2016年に大阪で開催された総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントに同大学が出場したときには、宿泊先のホテルにも来てくれたと言い、東口選手の出場が叶えば、さらにうれしいとも。
また、高校生だった4年前は、山形市の自宅で家族で観戦したが、「みんなと集まれるのはいいですね、楽しいです」。この日、東口選手の出場はなかったが、「グループリーグを突破してほしい」と夢の舞台に立つ日本代表に仲間とともに声援を送り続けた。
(坂井)