23(土)、24(日)の2日間、ことしも三条市・真宗大谷派三条別院(森田成美輪番・三条市本町2)に県内各地からおしゃれな店が集まって「御坊市」が開かれる。7年目になることしは「子どもも楽しめる御坊市」をコンセプトに子どもも楽しめるアイデアを詰め込む。
ことしもは「物」を売る44店と「食」を売る23店の計67店が出店し、うち10店ほどが初出店。主に物は本堂、食は旧御堂や境内に店開きして2日間とも午前10時から午後4時まで開かれ、来場者からは本堂で本尊に手を合わせてから買い物を楽しんでもらう。
イベントとワークショップは、おなじみの「お坊さんと念珠づくり」、「三条別院七不思議巡りツアー」、「説教部屋」を用意する。「お坊さんと念珠づくり」は好きな色の玉を選んで30分ほどでオリジナルの念珠が作れるもので、参加費は300円。「三条別院七不思議巡りツアー」は2日間とも午前11時と午後1時の2回、僧りょが三条別院にある七不思議を約30分かけて案内し、参加は無料。「説教部屋」は昨年は1日2回ずつだったが、ことしは午前11時半、午後2時、3時の2日間とも3回に増やして奥書院で開き、僧りょが若手に関する話をする。
今回のコンセプトにのっとった取り組みは「キッズ御坊市」と名付け、キッズスタンプラリー、キッズスペース、キッズメニューを企画した。キッズスタンプラリーは建物のなかで行い、規模を大きくし、景品に幼児向けのおもちゃを用意してブラッシュアップ。スタンプを集めて三条スパイス研究所へ行くと記念品がもらえるサービスもある。
キッズスペースは本堂奥の後堂に子どもたちが遊べるスペースを設け、子どもを遊ばせてゆっくり買い物できる。キッズメニューは出店者に子ども向けの物や食べ物のラインナップを要請し、何が出るかは当日のお楽しみ。
三条別院を地域に開こうと始まった御坊市はことしで7年目。毎年、県内から大勢の来場者を集めてにぎわっている。ことしは寺に足を運ばない20代、30代のヤングファミリーからも来場してもらおうと、子ども連れて楽しめる内容にしたもので、子育てに忙しい世代の来場にも期待している。入場無料。
(佐藤)