7月21、22日に燕市燕地区で開かれる「飛燕夏まつり」のみこし渡御に向け、燕1000人みこし実行委員会は23日、燕の技術で作り上げた金、銀、鎚起の3つのみこしの清掃と点検を行い、祭りの準備を整えた。
午前8時半から、純金みこしを保管している燕市産業史料館、純銀みこしを保管している中央公民館、9時半から鎚起みこしを展示・保管している燕三条駅の3カ所で、同実行委員会やみこしの担ぎ手など延べ約50人が参加して、作業を行なった。
手分けしてほこりを払いながらからぶきし、銀と鎚起は部分的に磨き粉をつけて磨き、それぞれていねいに1年間の汚れを落とした。
燕1000人みこしは平成2年に始まってことしで28年目。最初の年に半てんを作り、その翌年から、彫金、鎚起銅器、金属加工など燕の技術を結集した鎚起みこしを製作し、その次に純銀みこしを作った。純金みこしは、市民からの浄財を集めながら数年かけて作り上げたもので、3基とも市民が協力して作った燕の財産だ。
(坂井)