新潟市南区、旧月潟村で23、24日と月潟まつりが開かれ、24日は月潟白山神社境内で伝統芸能フェスティバルが開かれ、月潟に伝わる新潟市指定の無形民俗文化財「角兵衛獅子」をメーンに燕市の飛燕太鼓保存会も出演した。
伝統芸能フェスティバルは毎年、月潟まつりのなかで開かれており、角兵衛獅子をトリに県内各地の神楽や和太鼓の団体を招いて伝統芸能を披露してもらっている。燕三条地域からは2016年に県指定文化財の三条神楽が出演しており、今回の飛燕太鼓保存会は前回の出演から20年はたっているという。
境内の特設ステージで飛燕太鼓保存会は、9人が出演して「飛燕囃子」、「勇飛」、「燕(えん)」の3曲を披露した。ほかにはオープニングで月潟中学校吹奏楽部、月潟太鼓、新潟市江南区・酒屋神楽保存会の酒屋太々神楽、巻神明宮神楽連中の巻神楽舞を披露。最後に中学生8人による角兵衛獅子を披露した。
ことしの月潟まつりは珍しく2日間とも天気に恵まれた。24日は朝から抜けるような青空が広がり、伝統芸能フェスティバルの見物客も多く、角兵衛獅子のときは数百人に達し、写真愛好者の数もピークだった。
伝統芸能フェスティバルのほかにも旧月潟駅構内では、かぼちゃ電車保存会によるかぼちゃ電車と旧月潟駅構内の開放やトロッコ体験が行われ、伝統芸能フェスティバルのあとも子ども山車行列が行われた。
(佐藤)