サッカーW杯ロシア大会で日本代表は28日、グループリーグ最終第3戦でポーランドに0-1で敗れたものの2大会ぶりに決勝トーナメント進出を決めた。W杯2大会連続で日本代表に選ばれた三条市出身のDF酒井高徳選手=ハンブルガーSV=は、前回大会では出場機会がなく、今大会もグループリーグ2戦目まで出場がなかったが、6人の選手を入れ替えた第3戦で先発出場し、ついにW杯のピッチに立った。
酒井高徳選手はサイドバッグで起用されることが多いが、第3戦では右の中盤で起用された。16分には枠をとらえるミドルシュートを放ち、GKにはばまれたが攻守に活躍した。
三条市本町2、酒場カンテツでは多いときで20人近くが一緒に第3戦を観戦し、酒井高徳選手がシュートを放ったときはもちろん画面に顔が大きく写るたびに大きな拍手と声援でわいた。
試合が終了すると、まだ試合が続いていた同時刻開催のセネガル対コロンビア戦を観戦。まもなくコロンビアが1-0のまま試合が終了したことで、日本代表のグループリーグ2位での決勝トーナメント進出が決まり、店内は大歓声。試合には負けても「これでみんな笑顔で帰れる」と上機嫌だった。
日本代表の決勝トーナメント1回戦は7月3日(火)午前3時から行われ、グループリーグGの1位チームと対戦する。グループリーグGでは、すでに決勝トーナメント進出を決めているイングランドとベルギーが対戦し、勝ったチームが日本代表と対戦する。
(佐藤)