燕市教育委員会は6月30日、燕市中央公民館で学校給食による食物アレルギー症状の発症事故に関する説明会と情報交換会を開き、これまで3人の小中学生にアレルギー症状が出たとしていたが、新たにもう1人にアレルギー症状が出ていたことがわかり、4人となったことを明らかにし、さらに増える可能性もある。
夜の学校給食による食物アレルギー症状の発症事故に関する説明会と情報交換会の動画
午前10時からと午後7時からの2回開き、市教委から仲野孝教育長、二平芳信主幹、宮路一則学校教育課長、山田公一教育次長の4人と子育て支援課や学校給食センター栄養教諭など10人余り、保護者ら市民は午前は約30人、夜は50人余りが参加した。
今回、アレルギー症状が出たアレルギー物質は乳成分。アレルギー症状が出たとされる小中学生3人以外にも乳成分にアレルギーをもつ小中学生がいるが、その小学生に対する症状を確認していないのはおかしいと指摘があった。
その場で市教委はすぐに確認すると回答し、夜の説明会までに電話で確認したところ、新たに小学生1人が発症していたことがわかった。まだ8人と連絡がとれていないため、さらに増える可能性がある。
午前は1時間半近かったが、夜は3時間余りにも及んだ。保護者らから次々と手が上がり、事実確認や意見、思いを訴え、怒声を浴びせる場面もあった。