30日、弥彦山山頂から雨雲から滝のように雨が降り注ぐ雨柱の壮大なスケールの写真が撮影された。
撮影したのは三条市のトレイルランニング愛好者、山井瑶子さん(34)。この日は弥彦神社で行われた夏越の祓(なごしのはらえ)にひとりで出掛けた。それから弥彦山を登山して山頂にある弥彦神社奥宮「御神廟(ごしんびょう)」で参拝の計画だったランニングシューズを忘れた。
登山をあきらめ車で弥彦山スカイラインを上って頂上駐車場に車をとめ、そこからクライミングカーでロープウェイのりばへ登り、そこから御神廟まで歩き、参拝して長岡市方向を見ると写真の光景が眼前に広がっていた。
右に日本海と寺泊港。空を覆う雲のなかで、ひときわ黒くなっている雨雲から降る雨が白く見えた。雨が降っているところと降っていないところの境界がはっきりとわかり、雨は雲からまさに注ぐように降っていた。あまり一般的な言葉ではないがゲリラ豪雨の「雨柱」のような光景だ。
「奥宮に向かって歩いていたらすぐに雷がごろごろ言い始めて。お参りして振り返ったらすごいことになってました。友だちにも見せたら珍しいと言ってた」と言い、自然の迫力に驚いていた。
(佐藤)