「七夕」の7日、夕方から三条市まちなか交流広場「ステージえんがわ」で星空オープンカフェが開かれ、ステージえんがわの食堂「三条スパイス研究所」、中心市街地拠点施設「TREE」と連携したバラエティーに富んだ催しで七夕の夜を楽しんでもらった。
あいにくの雨降りの割には大勢の来場でにぎわった。ステージえんがわと通行止めにした前の道路がオープンカフェ会場。篠笛やハンドパンの演奏、バーベキュー、花火、アニメ上映など五感で味わえるイベントが盛りだくさんだった。
国定勇人市長によるふれあいトークも行われ、三条市下田地区出身のよしもと新潟住みます芸人、関田将人さんを司会者にトークした。国定市長は三条市の上場企業の多さ、JR東日本の豪華列車の豪華寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」に燕三条製品が数多く使われていること、東京ディズニーシーの植栽を三条市保内地区の職人が技術指導していることなど、次々と実例をあげて地元の魅力、潜在能力の高さをアピールした。
最後に三条市が持続可能性を手にするために、スポーツと文化の複合施設、栄流通工業団地、実学系ものづくり大学、医療系高等教育機関、県央基幹病院などの建設が必要で、その総額は約296億円になるが長期的な視点で考えれば決して大きな財政負担にはならないことなどを話した。
ギャラリーは市民約70人。関田さんとの軽妙なトークの応酬はテレビの情報バラエティー番組を見ているような感覚で飽きさせなかった。終盤、国定市長は時間をオーバーして熱弁をふるい、参加した人たちは「こうやって話してもらえるとよくわかる」と満足していた。