14(土)、15(日)の2日間、燕三条地場産業振興センターで有限会社ゴトウ熔接(後藤英樹代表取締役・燕市粟生津)の初めての自社製品、にぎり寿司成形器「すしトング」の体験会が開かれている。
すしトングは、すしのしゃりをにぎる道具。酢飯をすくってゲタやまな板に押しつけ、ハンドルを握るだけで手軽にしゃりが作れる。職人の握りは、しゃりを縦ににぎるのが肝。その手の動きを再現し、しゃりの中に空気のすき間を作ることで本物のしゃりに近づけた。
7月から同センターで税込み7,000円で販売しているが、ほかでは販売ルートがなく、ここでしか手に入らない。その使い勝手や職人のにぎりに迫るしゃりの仕上がりを体感してもらおうと体験会を開いている。
体験会ではおひつに入れた酢飯を用意し、実際に自分ですしトングを使ってしゃりを握り、試食してもらった。初めてでも指導を受けながら誰でもしゃりがにぎれる。口に含むと職人がにぎったような空気を含んだふんわりとした仕上がりなのに「ちゃんとしゃりが崩れないね」と体験した人は感心した。
「家で巻きずしはやってもにぎりずしはやったことがない。これならやれそう」と話す人もいた。2日間とも午前10時から午後4時まで。
(佐藤)