加茂市の書家、泉田佑子さんの書展「ー花は咲くー」が越後の禅僧「良寛」(1758-1831)の生誕260年企画展として11日から9月9日まで「良寛の里美術館」(桑原剛館長・長岡市島崎)で開かれている。
会場は奥に常設の良寛の書、手前に泉田さんの現代アート的な作品を展示した今までにない企画のコラボレーション。泉田さんの作品は良寛にインスパイアされ、良寛に寄り添う。
メーンは新作の「花は咲く」。良寛の歌「鳥は鳴く 木々の梢に 花は咲く 我も浮き世に いざ交じりなむ」を18の白いキューブ(立方体)の面に書やデザインで表現し、さいころを積み上げたようた冒険的な作品だ。
新作「光華」は良寛への献花として花火を書いた屏風のように大きな作品だ。この作品に添えた良寛の歌は「知る知らぬ 誘ひ給へ み仏の 法の蓮の 花の台に」。アクリル板に写る自分の姿も一緒に鑑賞してほしいと言う。ほかにも良寛の和歌や漢詩を布や着物に書いた作品もある。
初日11日はオープニングセレモニーでテープカットも行われた。泉田さんは会期中の土、日曜は在館予定。良寛の里美術館は「道の駅 良寛の里わしま」近くにある。関連イベントは次の通り。
●泉田佑子のギャラリートーク「はじめての良寛」
7月15日(日)、9月1日(土)各日14:00
●ワークショップ「世界にひとつだけの花を書こう!」
7月28日(土)、8月19日(日)各日11:00〜
●<特別企画>泉田佑子 書制作ライブ
8月4日(土)14:00〜
●良寛さんぽ〜和島地域の良寛ゆかりの地を散策しよう~
8月26日(日)11:00〜12:00 集合場所:良寛の里美術館
案内:泉田佑子さん 定員15人 参加無料 参加申し込みは良寛の里美術館(0258-74-3700)。
●お抹茶振舞い
7月15日(日)〜9月9日(日)の毎週日曜 入館者無料
(佐藤)