若い世代から弥彦へ足を運んでもらうきっかけになればと、弥彦温泉観光旅館組合(神田雅仁組合長・加盟10旅館)は16日、手軽に浴衣で弥彦のまちあるきを楽しめる浴衣レンタルをスタートした。
レンタルの予約は3日前までに弥彦観光協会で電話かメールで予約を受け付け、当日なら弥彦観光案内所にある弥彦観光協会窓口で受け付ける。
レンタル料金は浴衣、帯、下駄、バッグのセットで税込み2,000円。浴衣は約40着あり、あえて入手したレトロな古着の浴衣も選ぶこともできる。男性用の浴衣も10着ほどある。弥彦温泉の芸妓(げいぎ)が5分から10分ほどで手早く着付けしてくれ、浴衣を着慣れた人にもよりきれいで着崩れしにくく、楽な着付けも学べそうだ。
さらに、おもてなし広場の湯もみ足もみ「subako」が500円でメークアドバイスをしてくれ、弥彦駅前の「やなぎだ写真館」による1,200円でヘアメークのオプションもある。
貸し出しは1日午前10時から午後3時半までだが、弥彦温泉観光旅館組合の旅館の宿泊客は各旅館のカウンターに返すこともできる。
17日、企画担当の弥彦村地域おこし協力隊の遠藤佑香さんと翌18日から新たに地域おこし協力隊となる埼玉県川口市出身の松本英津子さんと2人で自ら浴衣レンタルを体験し、浴衣を着て温泉街周辺を歩いて回った。
「とくに若い女の子に来てほしい」と遠藤さん。「若い人には弥彦が温泉街という認識が弱いですが、弥彦には撮影スポットがいっぱいある。芸妓が着付けもしてくれ、弥彦にあるものを全部、生かせる取り組みじゃないかと思います」と魅力を話した。
今後のようすを見ながらだが、9月いっぱいくらいまで浴衣レンタルを行う予定。実施しない日もある。問い合わせや予約は弥彦観光協会(電話:0256-94-3154、メール:yahiko13@dream.ocn.ne.jp)へ。