週末の21、22の2日間、日を同じくして燕市内で燕地区の飛燕夏まつり、分水地区の分水夏まつりが開かれるが、記録的な猛暑が続くなか、子どもたちの熱中症が心配されるため、初めてパレードの中止が検討される異例の事態になっている。
飛燕夏まつりでは21日午前9時から交通安全・音楽パレード、分水まつりでは同じ21日の午後2時から交通安全パレードがそれぞれ目抜き通りで計画されている。飛燕夏まつりのパレードには、燕地区の小学生と幼稚園児が鼓笛隊などで参加し、分水まつりでも分水地区の小学生が参加する。
一方で全国で高温が続いており、三条では19日まで6日間連続の真夏日を記録。新潟の予想最高気温は20日と21日は33度、22日は34度と高温が続くとみられる。
全国各地で熱中症にかかる人が増え、17日は愛知県豊田市で小学校1年生が熱中症で死亡しているだけに、子どもたちの熱中症リスクを考えると関係者からは中止すべきという声が上がっている。
どちらの夏まつりも荒天の風雨でパレードを中止したことはあるが、猛暑で中止したことはない。19日時点ではパレードは原則、実施の方向で準備を進めているが、遅くとも本番前日までにパレードを実施するか中止するか決める考えだ。パレード以外のイベントの中止は検討されていない。
燕地区の目抜き通りにあるサンロード宮町商店街は以前、オーバーアーケードが設置されていたが、2013年度に解体された。オーバーアーケードがあるときは夏の日差しを和らげてくれただけに、オーバーアーケード撤去の思わぬデメリットを感じている人もいる。
(佐藤)