新潟県弥彦村でことしも24日から26日までの3日間、日本三大燈籠(とうろう)まつりのひとつとされる弥彦燈籠まつりが行われる。国指定無形民俗文化財「弥彦神社燈篭おしと舞楽(ぶがく)」が行われる25日をメーンに弥彦の夏をまつりで熱く盛り上げる。
24日は前夜祭で午後6時半から大民謡流しと憩いの夕べで開幕。弥彦神社一の鳥居前で弥彦山太鼓の演奏のあと、6時50分から7時40分までかけて約280人による大民謡流しが一の鳥居前からヤホールまで進む。
8時から9時20分までヤホールで前夜祭ステージイベント。8時から一之宮姫太古、伊達皇輝キックボクシングパフォーマンスショー、舞踊・よさこいソーラン、キャラクターショー「仮面ライダービルド」が行われる。
25日は午前9時から弥彦神社拝殿での大祭「大御膳献進」で始まる。9時半から恒例の村内一周燈籠まつり駅伝大会で、4人1組の39組が出場。ことしはコースをこれまで温泉街を2周していたところ1周に短縮して行われる。
弥彦神社では11時から1回目の特別祈とう、午後1時から里神楽奉納、3時から2回目の特別祈祷、3時半から里神楽奉納、4時半から剣舞・詩吟奉納と続く。
一方で正午から芸妓連と青年・子ども燈籠押しが町内を練り歩き、4時半から町内でお欅引(けやきびき)「巡行路清祓」が行われる。
夜からが佳境で、午後6時20分から156人で編成する弥彦山松明大行進が山頂から町内へと進んだら、7時から大燈籠宿下り。担ぎ手不足や忌中などで昨年より2つ少ない12の講中が大燈籠を担いで弥彦神社を出発してそれぞれの宿へ向かい、太鼓、木遣り、踊り、盆踊りなどを披露する。
大灯籠は角棒を幅1メートル、長さ2.5メートル、高さ60センチほどの大きさに格子に組み、上面と側面に紙を張って上に大きな造花を飾り、ぼんぼりを立てたもの。
8時からスターマイン奉納花火大会で、弥彦公園で約300発の花火を打ち上げる。9時から御神輿渡御と大燈籠巡行が町内を進み、11時から弥彦神社で神歌楽と天犬舞奉奏を行って終わる。
26日は午前9時から弥彦神社で還御祭。12日の神歌楽・天犬舞の舞童を決める舞童選定式に始まった神事は、2基のみこしが収まって夏の大祭がすべて終わる。
昨年の前夜祭は大雨に見舞われ、行事すべてを中止した。ことしは予報では雨の心配は皆無。それどころか熱中症が心配される猛暑が続きそうだ。参加講中と3日間の日程は次の通り。
【参加講中】▲彌彦神社氏子青年講▲弥彦燈籠祭協賛会講▲矢作講▲桜井郷講▲上泉講▲弥彦ひかり講▲袋津砂岡講▲池の山講▲吉江講▲寺泊一乗講▲野積神輿講▲燈籠神事興奉戴の会
【弥彦燈籠まつり日程】
7月24日 前夜祭 大民謡流しと憩いの夕べ(カッコ内は会場)
7月25日
7月26日