新潟県弥彦村で24日から26日までの3日間、日本三大燈籠(とうろう)まつりのひとつの弥彦燈籠まつりが行われており、中日の25日は夜のハイライトに向けて日中から切れ目なく催しが行われている。
25日は朝から弥彦神社拝殿で大祭「大御膳献進」が行われ、続いて村内一周燈籠まつり駅伝大会、拝殿で特別祈とう。午後からは芸妓連、青年・子ども燈籠押しや弥彦神社仮設舞殿で、剣舞、詩吟奉納、お欅引「巡行路清祓」などが行われた。
三条の観測で4日ぶりに熱帯夜を免れ、朝のうちはいくらか過ごしやすい陽気だったが、日が高くなると相変わらずの猛暑で、最高気温は32.9度に達した。
このため、村内小中学生による子ども燈籠押しは弥彦神社を出発してからぐるっと町内を回って弥彦神社へ戻る予定だったが、熱中症が心配されたため、小学生は弥彦神社一の鳥居を出てから「お宿だいろく」前までの直線300メートルを進み、そこで折り返すルートに短縮した。
子ども燈籠押しが休憩するときには、運行を管理する弥彦神社氏子青年会の会員は「日陰に探して休憩してください!」と繰り返しメガホンで訴えた。弥彦神社に戻った子ども燈籠は、参道の木陰に入ると、2基の子ども燈籠による勇ましい押し合いも披露した。
芸妓連や青年の燈籠押しは、門付けのように協賛を受けた店や会社を回った。芸妓連は踊り、青年燈籠押しは木遣りと燈籠をもんで回った。
夜は6時20分から弥彦山松明大行進、7時から大燈籠宿下り、8時からスターマイン奉納花火大会、9時から御神輿渡御、大燈籠巡行、11時から神歌楽と天犬舞奉奏が行われる。
(佐藤)