燕市内3地区の夏まつりの最後を飾る吉田地区の第61回吉田まつりが27、28の2日間、JR吉田駅前広場をメーン会場に行われており、初日27日は風が吹く過ごしやすい夜に2,100人余りで大民謡流しの踊りの輪を広げた。
この夏の猛暑で各地で屋外行事などが中止になっている。夏まつりも例外ではなく、先に市内で行われた燕地区と分水地区の夏まつりは子どもが参加する行事のほとんどを中止した。しかし、吉田まつりは昼の行事はほとんどなく、夜のまつりなので当初の計画通りに行った。
午後7時からきららおひさまこども園によるカラーガードと和太鼓披露に始まり、吉田中学校カラーガード、ヒップホップダンス、吉田太鼓龍神会太鼓披露と続き、メーンの吉田民謡流し。駅前特設ステージで燕市吉田芸能協会が演奏し、町内や企業40団体から2,137人が参加して駅前通りと商店街を周回した。
団体ごとにそろいの浴衣を着て「吉田ばやし」を踊った。恒例の氷菓「もも太郎」を食べて休憩し、いったん汗を引かせてから今度は「吉田繁盛ぶし」を踊った。さらに駅前で踊れる人で「吉田甚句」の踊りの輪をつくった。
そして竿灯まつりとよさこい吉田繁盛ぶしの響宴を行い、「吉田ばやし」のよさこいバージョンのお披露目もも最後に竿灯からもちまき、万歳三唱も行って1日目を終わった。
この日は三条で34.1度まで気温が上がる厳しい暑さで、午後7時でも28.3度と暑かったが日が沈み、台風12号接近の影響もあるのか北寄りのいい風が吹き、さわやかな夜だった。それでも踊ればすぐに汗が噴き出したが、気持ちのいい汗だった。
また、来日しているイングランドの高校ラグビーチーム33人が新潟高と新潟工高と対戦するため、26日から28日まで県内にホームステイしており、そのうち5人が吉田まつりの見物に訪れ、「吉田甚句」の踊りの輪にも加わって見よう見まねで楽しんで踊っていた。
(佐藤)