台風12号の接近に伴うフェーン現象で29日、北陸地方は記録的な猛暑となり、三条は上越と並んで全国一となる39.5度まで気温が上がり、いずれも観測史上最高を記録した。
三条では1978年の統計開始以来、最も気温が高かったのは、1990年8月22日の38.5度。それを1.0度、上回った。
ただ、今は三条のアメダス観測機器は住宅地の南四日町3の三条市消防署南分遣所に設置されているが、1990年当時は西裏館3の三条市消防本部に設置されていた。
今でこそ三条市消防本部の北側は住宅が立ち並び、それもあってアメダス観測機器が南分遣所に移動されたが、当時は隣接する住宅は1軒もなく、水田が広がっていただけに、気温が今より低く観測されていた可能性もある。
とはいえ記録的な猛暑だったことに変わりはない。三条の明け方の最低気温は26.1度の熱帯夜。毎正時では午前7時の30.6度で早くも30度を超え、10時の36.4度で35度を超えて猛暑日に。その後もじわじわ上がり、午後0時50分に最高の39.5度を記録した。さらにその後も午後1時、2時、3時と正時で38度台の猛烈な暑さが続いた。午後11時になっても30.7度とまだ30度を超えている。
三条市は29日、三条防災ステーションでミズベリング三条グランドオープンのイベントを行ったが、猛暑と強風のため午前9時のスタートから2時間後の11時に中止した。
猛暑になると冷蔵庫が冷えなくなり、故障と思うことがある。室温が上がり過ぎると排熱できなくなる結果、熱交換できずに冷蔵庫が冷えなくなる場合がある。修理に出す前に室温を下げて試してみた方がいい。