記録的な猛暑が続いていることから三条市は30日、夏季イベントの開催における熱中症対策を公表した。
夏季のイベント開催には、責任者を決めたうえで熱中症の発生に備えた「発生を防ぐ対応」と「発生後の対応」の2種類の対応が必要で、熱中症による生命の危機から身を守るためには、暑さ指数を活用して早めに思い切った対策を取る必要があるとする。
具体的には、熱中症の発生を防ぐために暑さ指数(WBGT)を活用。イベント開催時間帯の暑さ指数の予測値が31度以上となる場合は、開催時間の変更や短縮など、その時間帯を避けた運営を検討する。開催時間の変更や短縮などの対応をした場合でも、暑さ指数の実況値を確認しつつ運営し、実況値が31度以上となった場合は、やむを得ない状況を除き速やかに一時中断や中止とする。
予測値が31度以上とならなくても実況値を確認しつつ運営し、実況値が31度以上となった場合には、やむを得ない状況を除き、速やかに一時中断や中止とする。あらかじめ参加者などに一時中断や中止の場合があることを周知しておく。
ほかにもイベント開催時の対策として、すぐに利用できる休憩所の確保、いつでも飲める冷たい飲み物の確保、休憩所やエリアの分かりやすい表示やアナウンスの実施などをあげている。
また、市内の団体が行うイベントについても、この取扱いについて配慮するよう求めている。
(佐藤)