三条市内3地区最初の夏まつり「栄ふるさと夏まつり2018」が29日、市役所栄庁舎駐車場で開かれた。猛暑により昼の部を中止したことから、人出は昨年より1万人減の12,000人(主催者発表)だったが、大花火大会など例年並みのにぎわいだった。
連日の災害級の猛暑対策として、正午の開始時間を5時間繰り下げ、午後5時から、開会セレモニーでスタート。佐藤洋一実行委員長はあいさつの冒頭で、平成30年豪雨の犠牲者に1分間の黙とうをと呼びかけ、さらに、台風12号の影響も最小限にと願った。また、大幅な変更となった今回の祭りは、各方面の関係者に何回も集まってもらい開催することができたと感謝し、「みなさんで、これから限られた時間ですが、楽しく思い出に残るようなお祭りにしたいと思っています」と幕を開けた。
ステージでは、総踊り(よさこい&HIPHOP)、「夢の国へビンゴでGO!」、夏まつり納涼音楽会のステージイベントが続き、会場内には焼きそばや半羽から揚げ、かき氷など10の模擬店が店開き。浴衣姿の小中学生や家族連れなどでにぎわった。
晴れて最高気温が35.8度の猛暑日となったこの日、午後5時でも34.2度と暑さは続き、参加者も来場者も汗を光らせていた。
夜の大花火大会は、強風が心配され、午後7時55分の打ち上げを前に実行委員会で協議し、実施を決定した。8時でも30.4度の暑さだったが、観覧会場は大勢の人で埋まり、夜空を彩る花火を楽しんだ。
昼の部を中止した今回は、午後5時から花火大会終了まで4時間の短時間となったが、集中して人出があり、延べ人数では人出は半減だったが、売上が昨年以上という模擬店もあったようだ。今後の暑さ対策を考えると、開催時間を遅らせることも効果的な方法の1つとわかったと話す関係者もいた。
(坂井)