三条市の下田地域を拠点に活動する「地域おこし協力隊」に1日、しただ塾卒業生と元Jリーガーの2人が新たに着任した。
1日、着任したのは、三条市(下田地区)出身の橋本龍馬さん(31)と大阪府吹田市出身でサッカーJリーグ「アルビレックス新潟」でも活躍した井上公平さん(39)。
2人は1日午前9時、市役所を訪れ、国定勇人市長に着任のあいさつをした。
橋本さんは、下田中学校、県立加茂農林高等学校、全日本ウインタースポーツ専門学校卒業。下田地域に3カ月余り滞在して座学や市内視察、現場実習などを行う滞在型職業訓練施設「しただ塾」の平成29年度観光・アウトドアコースの卒業生。
地域おこし協力隊としては、農業関係の活動がメーンだが、川で遊べるような環境も考えてみたいとし、「地元の子どもたちに、下田にいる楽しさを伝えて行きたい」と抱負を話した。
井上さんは、1997年4月にサッカーJリーグ「JEF UNITED 市原」入団、99年4月に「アルビレックス新潟」に移籍、2001年3月退団。同年、佐川急便東京支社に入社、佐川東京サッカー部(JFL)所属。07年、佐川コンピュータシステムを経て、10年佐川急便(株)新潟支店への転職で再び新潟へ。
井上さんは、小学校などを巡回してサッカーの指導をするなどの活動を行っていく。「地元の住民と協力し合って、スポーツを通じて若者が集まる地域にしたい」と話した。
2人の任期は、1日から翌2019年7月31日で、最長3年まで更新ができる。三条市の地域おこし協力隊は、下田19人、まちなか4人の計23人となった。
(坂井)