第14回三条夏まつりの初日3日、一ノ木戸商店街から中央商店街を通行止めにし、凧と凧ばやし踊りパレード、続いて市民民謡踊り流しが行われ、参加者と見物客と合わせ、昨年より1,000人少ない23,000人(主催者発表)が、夏まつりの始まりを盛り上げた。
中央商店街の本寺小路入口に設置した本部席で、午後6時に三条夏まつり協賛会長の兼古耕一会頭が開会宣言を行い、3日間の祭りが開幕した。
7月から続く猛暑により、凧と凧ばやし踊りパレードへの児童の参加を同日早朝に、三条市教育委員会が判断するなど、各行事とも例年以上の熱中症対策をとりながらの開催となった。同パレードでは、予定通りの実施が決まり、一ノ木戸小、嵐南小、裏館小の児童約450人が参加。
本部席前での一ノ木戸小学校児童によるオープニング演奏と演舞に続いて、一ノ木戸商店街から中央商店街まで、各学校ごとのはっぴを着た児童が「三条凧ばやし」を踊りながら進み、続いて、三条凧協会の19の凧組の会員や家族約500人が、色とりどりの絵が描かれた各組の六角巻凧を掲げてパレードした。
午後7時半からの市民民謡踊り流しは、幼稚園など子どもたちの団体の参加辞退があり当初より250人ほど減ったものの事業所や自治会、各種団体など37団体約1,900人が参加。
国定勇人三条市長の合図で踊りを開始、三条民謡連盟の演奏にあわせて、そろいの浴衣などを着た参加者が、『三条音頭』、『三条おけさ』の順に踊り流した。
熱中症対策として、踊りの休憩中にふるまう飲物は、缶ビールなどのアルコールをなくしてスポーツ飲料などにし、参加前にもアルコールを摂取しないよう協力を呼びかけての開催となった。
日中の最高気温は31.2度で、午後7時は27.7度。弱い風があり、スタート前には「いつもより涼しいね」とあいさつする人も多かったが、パレードの子どもたちも民謡踊りの参加者も、あっという間に汗を光らせて、踊りを楽しんでいた。
(坂井)