6日朝、三条市ではピーク時には1時間当たり40ミリを超える激しい雨が降り、市内各所で道路冠水などが発生した。降水量の観測は7月8日以来29日ぶりだった。
市街地では午前5時前から雨が降り始め、6時過ぎから7時過ぎころまでの1時間ほどの間、雨が道路や屋根にしぶきをあげて打ち付けた。場所によっては、側溝などがあふれ、通行止めのになるところもあった。
気象台の午前10時までの毎正時の記録の降水量は、降り始めの午前5時までの1時間が5.5mmで、6時までが0.5mm、6時から7時までの降水量は35.0mm、7時から8時までは8.0mm、9時までは1.0ミリ、10時は0.0ミリで、雨は上がり、4時から9時まで計5時間の降水量の合計は50ミリだった。三条市で降水量を記録したのは、7月8日以来、29日ぶりだった。
三条市では、午前6時8分に1時間当たり20ミリ以上の降雨のおそれがあるとして一部職員の召集を開始。その後、市内各所で道路冠水が発生し、通行止めなどの対応にあたった。市によると、7時過ぎから8時までのピーク時には1時間当たり43ミリを記録。笠堀ダムでは8時50分から9時19分まで洪水調節を行った。
この雨により、新保裏館線のアンダーパス、須頃3付近のコメリ三条店裏とヴィーム三条店付近のアンダーパスが、それぞれ7時前後から1時間余り通行止めになった。条南町では床下が水につかる被害が数件あり、調査をしている。
(坂井)