第14回三条夏まつりは最終日5日、三条総踊りと商店街夜店市、三条夏神輿が行われ、幕を閉じた。参加者や見物客を合わせた3日間の人出は、昨年より4,740人減の延べ141,560人(主催者発表)だった。
三条総踊りは午後4時20分から、ステージえんがわ前で開催。三条夏まつり協賛会名誉会長の国定勇人三条市長は、開会あいさつの冒頭、開催3日前の2日夜、急逝した三条総踊りの行事部長、信賀一昭さんについて話し、三条総踊りを立ち上げ、これまで全力で引っ張ってこられた信賀さんの総踊りに対して築いてきた功績を忍び、哀悼の誠をささげようと呼びかけ、全員で黙とうをささげた。
国定市長は、「信賀さんの思いに応えるためにも最後の最後まで笑顔で元気よく三条総踊り盛り上がっていこうではありませんか」、「みなさん、盛り上がっていきましょう!」。
本間副行事部長が信賀行事部長に代わって開会宣言に立ち、「信賀さんの分もしっかりみんなで気持ちをひとつにして、このイベントを成功させていきたいと思います」。「人が踊る、心が踊る、暑い魂が踊る、VIVA三条総踊り、開幕です!」と、恒例のフレーズでスタートした。
三条東高校書道部とよさこいソーラン踊りとのコラボレーションによる書道パフォーマンスに続き、よさこいソーランやヒップホップの演舞チームが、午後7時のフィナーレまでダンスと踊りを次々と披露した。
商店街夜店市は、午後5時から9時まで、5つの商店街の特設会場で開催。輪投げなどの子ども向けのゲーム、バンド演奏、豪華賞品が当たるじゃんけん大会やビンゴゲームなど、それぞれが趣向を凝らした催しを行った。
どの会場も夕暮れととともに子どもから大人まで大勢が訪れ、イベントとともに、焼きそばや焼きトウモロコシ、ステーキ、やきとりなど、商店街の店主らが作る夜店市の味を楽しんだ。
三条夏神輿は、午後7時から8時半まで本寺小路を万灯御輿を担いで練り歩き、3日間の三条夏まつりを締めくくった。
主催の三条夏まつり協賛会による3日間の人出の内訳は、初日3日の凧と凧ばやしパレード、民謡踊り流しに23,000人。4日の花火大会に95,000人。5日は、商店街夜店市22,000人、三条総踊り1,500人、三条夏神輿60人の23,560人。夜店市は昨年に比べて来場者が増えたが、ほかの行事では猛暑の影響で、事前に参加を辞退した団体が複数あったことや、観覧者にも影響があったのではないかとしている。
(坂井)