9日から12日まで三条パール金属スタジアムを拠点に開かれた大学野球サマーリーグは、ことしも学生でつくる企画チームで企画、運営した。
東京六大学をはじめ首都圏の大学野球部の1、2年生選手による育成を目的とした総当たり戦。4年目になったことしは、慶応、早稲田、明治、立教、東洋、筑波の6大学が参加し、明治が優勝、早稲田が準優勝した。
その一方で「ひとづくり」をテーマにしている。各大学野球部マネジャーらで企画チームを編成し、企画、広報、当日の運営までほぼすべてを学生が主体となって取り組む。
ことしは慶応5人、法政、早稲田、立教から2人ずつ、明治1人の12人で企画チームを構成し、2月から準備を始め、月1、2回のミーティングを行い、本番が近づくと毎週のように集まり、サマーリーグ最初の3日間に行った野球教室も企画した。
案を出し合って各学校のおとなの代表者とも話し合い、入念に内容を詰めてきた。日程も残り1日となった11日夜、見附市・イングリッシュガーデンホテル レアントで交流会が開かれ、参加大学野球部の選手やマネジャーら約200人が参加してにぎやかに過ごした。
企画チームの慶応大3年桑野裕伸さんは「ミーティングから準備は大変だったけど楽しかった。選手が一生懸命にプレーしてくれたのが何よりうれしい」、法政大3年大角怜司さんは「初めてことばかりでしたけど、みんな楽しそうにやって頑張ってくれて良かった」と無事に閉幕のめどが立ち、ほっとすると同時に充実感を味わっていた。
また、サマーリーグで初めての早慶戦で、初めての応援合戦を繰り広げた慶応大学應援指導部と早稲田大学応援部がそれぞれ配布したメガホンにそれぞれの部員の名前を書いてくれるよう頼んだところ、寄せ書きをしてくれた。
(佐藤)