三条高校剣道部OB会(池田弘会長)は14日、三条高校体育館で盆恒例のOB会交流稽古(けいこ)会を開き、OBと現役部員の20人が参加して竹刀を合わせて猛暑のなかで汗を流した。
県外に住む会員も参加しやすいようにと毎年、盆休みの帰省シーズンに行っている。この日の三条は最高気温33.9度の猛暑。体育館のなかはおそらくそれ以上で、じっとしていても汗がにじむ暑さだった。ほおを紅潮させ、面をはずすと湯気が上がるようで熱さとの戦いだった。
池田弘会長(64)はあいさつで、卒業して46年たっても母校で現役部員が待ってくれていることを喜び、「これからも真摯(しんし)に一生懸命、けいこしていってほしい」と述べた。
昭和37年度に創部したときに3年生で初代部長に就いた吉田賢一さん(75)は「暑い最中に汗をかいてすばらしいこと」とし、前会長で創部前年に生まれた同好会の会長だった榎本紘昭会長を紹介した。
剣道部は昭和37年度の創部。今年度の剣道部の部員は、男子が1年生1人だけ。女子は1年生1人、2年生4人で団体戦にぎりぎり出場できる5人だけだったが、夏の県大会で3位で北信越大会へ出場した。北信越大会は1回戦負けだったが、北信越大会には関係者らの記憶にもないほどの快挙だった。
主将の2年生福王寺菜々子さんは「前の代の先輩が強かった。中学時代のビッグネームがそろっていなかったが、チームのなかはすごく良くて、技術的には先生の細かな指導が実った」と話してた。
このあとOBが経営する三条市・越後長野温泉「嵐渓荘」で懇親会を開いた。