三条市下田地区のしただふるさと祭り実行委員会(渡辺定一実行委員長)は25日、「しただふるさと祭り〜雨生の大蛇祭〜」を開き、ことしも下田大橋下の五十嵐川河川公園でのイベントや雨生の大蛇祭、花火大会を行う。
三条市内3地区で最後の夏祭り。雨生の大蛇祭は、吉ヶ平の雨生ケ池に住む大蛇が雨や日照りをつかさどったという伝説をもとに1998年から行っている。モミの木で作られた大蛇の頭部にカヤやよしずで巻いた胴体をつないだ全長約30メートルの大蛇を、ことしは約200人の若者が担いで練り歩く。
午前8時20分に八木神社(三条市北五百川)で出発式を行い、大蛇の背中に笠堀姫を乗せて、9時から八木前を行列行進。10時50分から11時50分までは、旧荒沢小学校周辺で行列行進。午後1時からしただふるさと祭り会場の五十嵐川河川公園に入場して行列行進し、午後5時半に昇天の舞を行い、大蛇の胴体部分に火をつけて燃やし、天に帰ってもらう。
河川公園でのイベントは、午前10時半に開会式を行ってスタート。特設ステージで、園児の遊戯、下田中学校吹奏楽部演奏会、青少年ライブや奈々ライブなど音楽のステージなどを午後5時15分まで行う。途中、午後1時半から3時までは石を投げて飛距離を競う「五十嵐小文治石投げ全国大会」を開催。参加の受け付けは午後0時半から行う。
このほか、午前10時45分から午後8時まで、地域の団体の模擬店がオープンし、かき氷や焼きそば、生ビール、カレーなどを販売。
毎回、人気のニジマスのつかみどりは、午前10時45分から午後0時15分まで4回、年齢別に分けて開催。採った魚をその場で塩焼きにして食べることもできる。参加費は子ども500円、大人1,000円。
今回、初登場で、シチメンチョウやヤギなどの動物が集合する動物園も開設。時間は、午前10時45分から12時15分、午後1時15分から3時45分。入場料は300円。
夜は、午後6時からよさこいソーラン、7時から盆太鼓共演・盆踊り。花火大会は、午後8時15分から9時までで、計81組の花火が打ち上げる。下田大橋に架かるナイアガラがフィナーレを飾り、三条市内3地区の夏まつりを締めくくる。
当日が雨や川の増水などの場合は、イベントを中止。大蛇行進は雨でも実施し、花火大会は順延する。
(坂井)