9月15、16日と加茂市で開かれる小京都を楽しむ会「AKARIBA(あかりば)」のプレイベントとして2日(日)午後3時から8時まで加茂市下条丙の曹洞宗法音寺で「AKARIBA in 法音寺」が開かれる。
AKARIBAは、加茂市の加茂山周辺を数多くの和のあかりで彩ってさまざまなイベントが行われるが、そこで使われるあかりで法音寺の境内を飾り、午後5時から点灯式を行う。
法音寺は上杉家の保護を受けた瑠璃山長福寺ゆかりの寺。寺院内には直江兼続素描「瑠璃山」山号額、子どもが健康祈願し潜ると良いとされる「二王尊像」、閻魔大王像など歴史的な遺産も数多く存在する。この由緒ある寺を舞台に初秋のひととき、日常と違った幻想的な空間を楽しめる。
3時から行うイベントは「夢行灯作り」、「数珠?ブレスレット作り」、「歴史スタンプラリー」。「夢行灯作り」は、参加費300円で木製パーツを組み立てて行灯を作るワークショップで、加茂の職人技を体験できる。「数珠?ブレスレット作り」は参加費300円でいろんな色のビーズを使って自分だけのオリジナルブレスレットを作れる。「歴史スタンプラリー」は会場に設置する5カ所のスタンプを全部、集めて法音寺の歴史を学ぶ。
5時から「お寺の鐘つき」で、先着30人が声高らかに名前を述べて寺の鐘をつくことができる。6時半から「田村優子篠笛コンサート」で篠笛奏者の田村優子さんによる歌と篠笛に加え、ジャズバンドのコラボレーションもある。
ほかにも僧りょが考案した油揚げを使った精進やきそば300円やフード、ドリンクの販売ある。
AKARIBAは加茂山中腹に青海神社でしかやらない限定的なイベントと思っている人もいるが、もっと柔軟で、加茂のいろんな所をあかりで彩ってAKARIBAや地域を盛り上げていきたいと、昨年初めて法音寺で開いた。
AKARIBAは加茂青年会議所の主催だが、こちらは法音寺と加茂青年会議所OBや地元団体で構成するAKARIBA市民会議(丸山信彦代表)が主催。昨年は予想以上に大勢の来場があり、好評だったことからことしも継続することにしたもので、ことしも気軽な来場を待っている。
会場の法音寺には駐車場がなく、車で来場する人は法音寺まで歩いて10分ほどの下条コミュニティセンター駐車場を利用する。