9月15、16日と加茂市で開かれる小京都を楽しむ会「AKARIBA(あかりば)」のプレイベントとして2日、加茂市下条丙の曹洞宗法音寺で「AKARIBA in 法音寺」が開かれ、地元の人たちなどが訪れて境内を彩るあかりやコンサートとともに秋の日暮れをゆったりと過ごした。
AKARIBAは毎年秋に開かれ、加茂市の加茂山周辺を数多くの和のあかりで彩って結婚式をはじめ、さまざまなイベントが行われる。AKARIBAのPRも兼ね、AKARIBAで設置されるあかりを一足早く法音寺の境内を彩ってプレイベンをと昨年から法音寺とAKARIBA市民会議(丸山信彦代表)の主催で開いている。
午後3時にスタートし、明るいうちは夢行灯作りや数珠風のブレスレット作りのワークショップ、寺の鐘つき体験や歴史スタンプラリーを行った。
日が沈んだころから、篠笛奏者で歌手の田村優子さんがジャズバンドをバックにコンサート。証明で照らされた本堂を背景に色とりどりのあかりが目に入り、「夕焼け小焼け」、「赤とんぼ」、田村さんのオリジナル曲など、浮遊感さえ感じさせるような調べを奏でた。
日中は残暑だったが、日が沈むと半袖では肌寒いくらいに。コンサートは100人近くがいすや庭石に腰掛けて時間を忘れて異空間にひたっていた。
(佐藤)