4日夜、本県に最接近した台風21号の影響で、三条市では倒木が道をふさぐ事案が数件あった。朝までにけが人や家屋への被害の報告はなかった。
三条市の瞬間最大風速は、午後7時9分の19.9m(南南東)だった。1時間ごとの平均風速は、夕方から南東の風が強まり、西南西に変わった午後9時までの7.5m/sがピークだった。
5日午前11時までに、同市が対応し市道の倒木関連の通報は計5件。4日の午後7時10分に棚鱗、7時40分に西鱈田、9時45分荻堀、10時45分須頃2地内で、市道に倒木があり、通行できないとの通報を受けて、撤去した。さらに5日午前9時ころ、荒町2地内の歩道に倒木があり通行できないとの通報を受けて撤去した。
三条市須頃1地内の燕三条地場産業振興センター付近でも夜になって強い風が吹き、午後9時過ぎまでリサーチコアの5階で会議をしていた人によると、建物の揺れを、かなり感じるくらいだったと話していた。
農作物などへの影響について、JAにいがた南蒲では、被害状況を調査中としたが、強風によるナシ、モモ、ブドウなど果樹の落下やすれなどの被害は出ていると話していた。
(坂井)