燕市の避難所3カ所に予想を上回る56人が避難 (2018.9.5)

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台風21号の接近で燕市には目立ったが被害はなかったが、4日午後から5日朝まで開設した3カ所の自主避難所には合わせて56人が避難した。

避難所を開設した燕庁舎
避難所を開設した燕庁舎

防災課に届いた被害は日之出町で消雪パイプの電力引き込み線が倒れ、水道町公園で木が倒れ、ふれあいパーク手まりの湯の建物で屋根のつなぎ目が1センチ浮いたり、屋根の軒の木がはがれたりした。

強風とはいえ、冬の嵐でもこれくらい風が吹くことはよくある。今回の台風が西日本にもたらした被害と比べると、はるかに風が弱く、被害も少なかった。

市では4日午後2時から5日午前8時半まで市内3地区に1カ所ずつ避難所を開設した。各避難所に避難した人は、燕庁舎21人、吉田ふれあいセンター22人、分水公民館13人の合わせて56人が避難した。避難したのは7、80歳代を中心にほとんどが60歳以上だった。

避難者は1カ所数人ていどと思われただけに、予想以上に多かった。市では避難者に毛布の持参を求めたが、強風のなかで高齢者が毛布を持って避難するのはかえって危険になることも考えられ、台風のときの対応の課題も見えた。

(佐藤)


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