10作目となるオリジナルアルバム「voice」をリリースしたばかりの燕市出身で燕市PR大使のフルート奏者、本宮宏美さん(34)の「ふるさとコンサート」が8日(土)午後3時からことしも燕市文化会館を会場に開かれる。
6年目となるホールコンサートで、アルバム収録曲を中心に演奏する。アルバムに作曲とピアノ演奏で参加したシンガーソングライターのはんだすなおさんも出演する。
アルバムは8月29日に発売した。本宮さんに言わせると「幅が広がり、チャレンジングになった」12曲を収録。はんださんはジャズテイストでしっとりと聴かせる「nostalgie」とポップでアップテンポな「Joy to the Flute」の2曲を作曲した。「weaver」で変拍子を行った来たりするような複雑なカウントで、「鳥笛的変奏行進曲」がマーチング風だ。
タイトル曲でもある本宮さんが作曲した1曲目の「声」は、「フルートで歌う。それが笛人(ふえびと)らしさと思った」。あえてフルートにこだわったメロディーではなく、歌のように口ずさめるような旋律にチャレンジした。
本宮さんのフルートは息が長く続くと言われることが多いことから「息が長い特徴を生かしてフレーズをのばし、そのなかで表情を変えるような演奏を心掛けた」と本宮さんは語る。
コンサートは9人編成で演奏。「生のライブを聴かないと伝わらないことがあります。歌うように奏でるフルートを聴いてほしい。一度、足を運んでもらって損はない」と笑いながら語る。当日券は3,500円。
(佐藤)