三条市大崎公民館では、8、9日の2日間、「なつかし写真館」を開いており、昭和60年に廃止された旧国鉄弥彦線「越後大崎駅」など大崎地区を中心にした懐かしい写真大小130点余りを展示している。
高齢者の外出機会の創出を図る「きっかけの1歩事業」の一環で、同公民館では初めての開催。7月ころから、今はなくなってしまった駅や学校など想い出の写真の提供を市民に呼びかけて募った。
展示されているのは、1985(昭和60)年に廃線となった旧国鉄弥彦線の東三条-越後長沢間にあった「越後大崎駅」(現在の三条警察署大崎駐在所付近)や廃線の日の乗客を写した写真、昭和29年11月1日に三条市と合併した後に大崎支所となった「大崎村役場」。
大崎山スキー大会、木造の渡瀬橋、信越線をSLが走る風景、昭和30年代の大崎中学校、昭和20年代の大崎青年学校、消防団の大崎分団第1部の車庫の中にあった「南蒲原郡大崎村消防団」、「大崎村尋常小学校」をはじめ、家族や三条祭りなど昭和30年代や40年代を中心にした写真が並ぶ。
大島公民館から借用した写真や7.13水害の写真、懐かしい書籍なども展示している。
近所に住む女性は、「懐かしいわね。だいたい雰囲気がわかる」、「知っている人も写ってるかもしれない」と、1枚1枚、顔を近づけて見ていた。
なつかし写真館は、入場無料。だれでも入場できる。午前9時から午後4時まで。
(坂井)