新潟県新発田市大手町の新発田城で17日、堀の水を抜いて外来種を駆除する「とりもどそう!新発田城おさかなパラダイス♪」が行われ、市民らが参加して堀にすみついた外来種を捕らえた。
新発田青年会議所(佐藤友哉理事長)が主催。テレビ東京系列で放送されている「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」にならったようなイベントで、環境保護団体「生物多様性保全ネットワーク新潟」の協力を得て行った。
水を抜いた堀はヘドロが堆積していて悪臭を放ったが、子どもたちは堀に入り、目を輝かせて魚などを捕まえた。多くはフナやコイで、捕まえて水を入れたプールに移した。外来種はザリガニのほか、小さなブルーギルも捕まえた。
一方で絶滅危惧種のゲンゴロウブナ、オオヤマトンボのヤゴも見つかった。子どもたちは専門家の解説にじっくりと耳を傾けていた。テレビ番組人気もあって関心は高く、参加者以外の見物客も多く、あっと驚くような発見はなかったが、未知の生物との出会いやお宝発見に期待するわくわく感を味わっていた。
(佐藤)