(公財)燕市交通安全協会は19日午後4時から、燕市交通安全センターで平成30年度安全運転管理者部会交通安全「旗リレー」出発式を行い、12月までの3カ月をかけて燕市内の安全運転管理事業所272社が交通事故防止を呼びかけるリレーをスタートした。
新潟県安全運転管理者協会が10月から11月まで実施する安全運転実践運動にあわせての実施。燕市内の安全運転管理事業所272社を24ブロックに分けて「交通安全旗」をリレーし、安全運転管理選任事業所の安全運転実践運動を推進しようと毎年、行っている。
1つの事業所で約1週間、交通安全旗を掲げ、一般ドライバーの模範となる交通安全運転を実践するとともに、ひとり一人が交通安全の目標を記して署名する交通安全署名簿も旗といっしょにリレーする。
出発式では、リレーの最初のランナーとなる24の事業所が出席。小田島繁信部会長のあいさつ、参加者を代表して(株)ダイソウの安全運転管理者の吉塚道夫代表取締役が、渋谷正夫燕署長から交通安全旗を受け取り、誓いの言葉を述べて安全運転を誓った。
渋谷署長は、あいさつで、「交通安全は、家庭、地域、職場から」とお願いしており、その要は、みなさんの各事業所と述べ、交通安全旗のリレーを心強く思っていると礼を述べた。
さらに、管内では7月に連続2件の交通死亡事故が発生したが、みなさんの協力で、その後の発生をくいとめているところ。しかし、発生件数、負傷者数ともに燕署管内は増加傾向で、夕暮れが早まる9月以降は、高齢歩行者が被害にあう重大交通事故が多発している。
また、新潟県内では9月10日から4日間で6件7名の交通死亡事故が発生し、県知事による死亡事故多発警報が発令され、24日まで交通死亡事故シャットアウト作戦が実施されている。そのなかで全国秋の交通安全運動もスタートするが、これから夕暮れ時間帯の交通事故防止が大きなカギを握るとし、交通安全への協力を求めた。
(坂井)