9月21日から30日まで10日間の「秋の全国交通安全運動」にあわせて燕署(渋谷正夫署長)は初日21日、同署で出発式のあと燕市内スーパー3店で特別街頭指導を行った。
午前10時から行った出発式には、燕署、燕市、燕市交通安全協会、同交通指導隊などから関係者ら約30人と交通安全広報犬、10歳のメスの柴犬「茶豆(ちゃまめ)」1匹も参加した。
渋谷署長はあいさつで、管内の燕市内では交通事故で7月に2人、県内ではことしに入って前日20日までに70人が死亡、うち46人が高齢者で、これから危険性が高まる夕暮れどきの歩行中の高齢者の事故を年末に向けて食い止めていかなければならないとし、「われわれの思いが広く燕市民、道路利用者に広がって燕の管内では交通事故が起きない、安全安心な日が訪れることを祈念する」と話した。
鈴木力市長は、秋は大きなイベントがあって交通安全運動は30日までだが、むしろ10月以降に燕市を訪れる人が増えるため、「それに向けてこの10日間が大切だと思って一緒にきょうから運動に取り組みたい」、燕市交通安全協会の小柳孝礼会長は「きょうは交通事故に遭わないよう市民に声をかけて未然に交通事故をひとりでも減らすように」とあいさつ。燕市交通安全協会交通指導隊の本多正幸隊長も特別街頭指導に「さわやかな笑顔で活動していただきたい」と述べた。
特別街頭指導所は原信燕店、リオン・ドール燕北店、マルイ燕小池店に設置。各店に警察官と交通指導隊員など5、6人が参加し、店頭で買い物客に交通安全啓発用品を配布し、交通安全を呼びかけた。
今回の交通安全運動のスローガンは「秋の道 早い夕暮れ 早めのライト」。運動の重点は「子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止、夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止、全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、飲酒運転の根絶の4点と、新潟県重点項目として、横断歩行者の保護。