三条市消防本部と燕・弥彦総合事務組合消防本部は23日、三条防災ステーションで消防防災・救急フェアを開き、2,500人(主催者発表)が来場し、ちびっこ消防隊やはしご車搭乗体験などを楽しみながら消防業務に理解を深めた。
9月1日の「防災の日」と9日の「救急の日」にちなんで毎年、両消防本部が合同で開いている。
秋晴れのもと、親子連れを中心に訪れた来場者は、はしご車の搭乗体験、ちびっこ救助隊、ちびっこ消防隊、初期消火訓練、濃煙体験、応急手当指導などを次々と体験し、展示された消防車や救急車に乗ったり、消防職員に説明を受けたりした。
はしご車の搭乗体験は、開場後すぐに午前の部の50組の整理券が配布終了する変わらぬ人気で、搭乗者を楽しませた。さらに、初登場の三条市消防本部の軽自動車タイプの積載車に乗って、コースを走る走行体験も人気で、順番待ちの行列ができていた。
横に張られた渡過ロープを自分の腕の力で渡って救助に向かう「ちびっこ救助隊」を体験した小学2年生の男の子は、「手が少し痛くなったけど、楽しかった」。
応急手当指導で、赤ちゃんの人形を使って心肺蘇生法を体験した小学生の男の子は、「けっこう疲れましたけど、命を救えてよかった」と言い、将来は海上保安庁か消防士になりたいと話していた。
また、会場の三条防災ステーションでは、ミズベリングフェスも行われており、ヘリコプターの搭乗体験や除雪ドーザの試乗などのイベントも、ちびっ子たちはあわせて楽しんでいた。
(坂井)