三条エコノミークラブ(村上和幸会長)は、10月18日午後7時から公開例会を開き、大学生のときに1人で新宿駅東口のごみ拾いを始めたのをきっかけに仲間が増え、世界に活動が広がったという作家荒川祐二氏を講師に「大切な一歩 自分を信じ向き合う勇気!」のテーマで聴く。
荒川さんは、1986年大阪府生まれ、上智大学卒。大学時代に「自分を変えたい」という思いで、毎朝6時に新宿駅東口の掃除をたった1人で始めた。「一緒に掃除をしてくれる人募集」と書いた看板を背にした活動が周りの人の心を動かし、仲間を増やし、全国、世界にその輪を広げていった。
大学卒業後、「1人でも多くの人に、一歩を踏み出す勇気を与えたい」と、大切な一歩を踏み出すきっかけとなる講演を行っている。作家、小説家を本業とする一方、社会貢献活動、ニートや引きこもり、定時制高校に通う若者たちを積極的に採用する飲食業、書のアーティストとしても活動している。
公開例会の会場は、三条市旭町2、ジオ・ワールド・ビップ。開場は午後6時15分、開演は午後7時で、約2時間の講演。チケットは前売りのみで、500円。定員は800人。チケットの取扱いは、三条信用金庫の本店と中央、本成寺、塚野目、下田、燕三条の各支店、三条商工会議所内三条エコノミークラブ事務局。
担当の三条エコノミークラブ公開例会委員会の星野哲也委員長は、講演は、夢もなく、何をしていいかわからなかった荒川さんが、一歩を踏み出したときの話。講演を聴いて、「大切な一歩を自信につなげてほしい」、とくに若い人に「一番大事なことをあきらめてほしくない」と言う。
いろいろな経験をして大人になっていく過程で、自分自身を出せずに、殻に閉じこもる。やってもいないのに、自分でできないと決めつけて、日々を繰り返すという人もいると思うと話し、一歩を踏み出せたら、その人の行動が変わる。家庭が変わり、会社員なら企業が変わり、さらに地域が変わる。失敗もあると思うが、ちょっとした一歩が、自信につながっていくと思う。そのきっかけを見つけてもらえたらと、大勢の来場を呼びかけている。
三条エコノミークラブ公開例会の問い合わせは、三条エコノミークラブ事務局(三条商工会議所内:電話0256-32-1311)へ。
(坂井)