燕市吉田地区の吉田本町(もとまち)で栽培されるブランドキュウリ「もとまちきゅうり」を使ったウイスキーのソーダ割り「もとまちハイボール」を提供する燕三条地域の14店を紹介するマップが、来シーズンに向けて完成した。
マップはA4判を2つ折りにしたサイズ。各提供店の紹介と地図、もとまちハイボールのレシピを掲載する。提供店は燕市内12店と三条市内2店。各提供店のお勧めメニューと紹介文、電話番号や住所とともに、Googleマップで店舗の位置を表示するQRコードも付けた。
レシピは三条市のバー「ラスティーズセカンド」のバーテンダーで国内外のバーテンダーコンクールでグランプリを受賞している梨木美裕樹さんが監修した。フレッシュ、リキュール、フリーザーの3種類のもとまちハイボールの作り方を公開する。各店が提供するもとまちハイボールの写真もある。
マップを製作したのは、ラーメン店「麺's 冨志(めんずふうし)」(燕市富永)の店主、森山史朗さん(38)が代表を務める「もとまちきゅうり普及委員会」。もとまちきゅうりの生産者や酒店の経営者と話すなかで、もとまちハイボールを開発し、ことし3月下旬に店のメニューに加えた。
同時にもとまちきゅうりの生産者、酒店、料理屋、JA職員などを巻き込んで3月に普及委員会を発足。もとまちハイボールをご当地名物にしたいと提供店の拡大を図り、居酒屋、料理屋、焼き鳥屋などに提供店が広がったことからマップをとなった。
製作費は、もとまちきゅうりを生産する本町蔬(そ)菜組合から助成金を受けた以外は普及委員会のメンバーで負担した。5,000部を印刷して8月終わりから提供店などで配布をしているが、すでに残りわずか。もとまちきゅうりの出荷も9月いっぱいでほぼ終わる。
今回のマップは、来シーズンから本格的にマップを配布するための準備という位置付け。デザインのフォーマットさえ決まれば、来年3月に始まるもとまちきゅうりの出荷にあわせてマップを増刷し、提供店以外の施設などにも設置して本格的にPRする考えだ。
森山さんは「マップを見て来店する人もいると聞いている。もとまちハイボールがこれだけたくさんの店で飲めることが認知されれば」と来シーズンを心待ちにしている。掲載した14店は次の通り。
【燕市】▲餃子日和わらん 越後のわらやき家▲焼肉ロッヂ 吉田店▲Drink Space hoi hoi▲麺's 冨志▲もつ焼 藤家▲くずし酒家 さわや▲居酒屋 夕凪▲明治屋▲麺豪 織蔵▲餃子日和わらん 県央かぐや店▲備長串焼き とりこう 県央店▲らーめんや天家
【燕市】▲酒鮮問屋 北野水産 燕三条店▲遊亀楼 魚兵
(佐藤)