26日夕方、三条市北五百川の粟ヶ岳(標高1,293m)登山道2合目付近で登山していた60歳代の女性が滑落して死亡する山岳遭難事故があった。
亡くなったのは埼玉県ふじみ野市朝日一丁目、アルバイト高橋恵美さん(67)。高橋さんは姉と2人で粟ヶ岳を登り、下山中に2合目付近で滑落したらしく、午後4時34分に女性の姉が「妹ががけ下に転落した」と携帯電話で119番通報した。
三条署と三条市消防本部、県警のヘリコプターも救助に向かったが、ヘリコプターによる救助は現場付近は木があって隊員が降りることができず、そのうちに日没となったため断念した。
三条市消防本部の救助隊が斜面を降りると、女性は登山道から10メートルほど下の滝つぼに落ち、うつぶせになって浮いているのを発見し、7時11分ごろに救助したが、現場で死亡が確認された。死因などは捜査中。
(佐藤)