10月14日の放送開始に向けて8月15日にクランクインしたTBS日曜劇場『下町ロケット』の燕市での大型ロケが9月29日、始まった。主演の阿部寛さんら俳優陣が来燕し、市内の田んぼで撮影が行われた。
『下町ロケット』は町工場を舞台とした物語で、2015年にTBS日曜劇場でドラマ化され、高視聴率をあげた。その新シリーズのテーマは「農業分野のものづくり」で、ものづくりのまちで、農業も盛んな燕市がロケ地に選ばれた。29日は午前6時半に撮影開始台風24号接近でそぼ降る雨のなか、撮影が進んだ。
昼食と夕食は燕市がスタッフを含め約百人分の炊きたてご飯を用意。燕市農村地域生活改善アドバイザー連絡会会員の地元のお母さんが燕市産コシヒカリの特別栽培米「飛燕舞(ひえんまい)」を炊き、市内で調達したおかずとともにふるまった。新米のこともあって好評で、お代わりをしてくれた人もいたと関係者は喜んでいた。
鈴木力市長は現地を訪れて関係者らにあいさつし、栄養ドリンク120本をプレゼントして激励した。鈴木市長は「すごくいい機会をもらったので、市をあげていい作品ができるように応援したい」と期待した。