新潟県燕市分水地区の砂子塚で生まれたとされる伝説の鬼「酒呑童子(しゅてんどうじ)」をモチーフとした恒例イベント「越後くがみ山 酒呑童子(しゅてんどうじ)行列」が30日(日)、燕市国上の道の駅国上とその周辺を会場に行われる。
日本三大妖怪、最強の鬼とうたわれる「酒呑童子」。誕生伝説の残る燕市では、国上山のふもとに酒呑童子神社を建立し、「酒呑童子」を人々の縁を結び、願いをかなえる存在としてまつっている。
その酒呑童子が年に一度、9月最後の日曜に赤、青、黄色の3鬼を従えて酒呑童子行列に現れ、その強大な力で人々の心願成就を祈願する。参加者や来場者は、鬼仮装で行列を歩いたりイベントを楽しんだりして心願成就を祈願する。
これまで酒呑童子行列の鬼軍団の参加費は500円だったが、ことしは無料。午前10時から参加を受け付け、午後0時半から行列出立セレモニーを行う。
定員200人が参加できる。参加特典として鬼メイク、御祈祷&お祓い&所願成就イベント、祈願はちまきの配布があるほか、特別参加特典として限定60人に鬼Tシャツとうちわ、手まりの湯の入場券を限定60人に当日受け付け1,000円で販売する。Tシャツとうちわは漫画家永井豪さんの書下ろしイラストと、書家の金澤翔子さん揮毫題字使用のオリジナルデザイン。
ほかにも燕、分水、吉田の市内3地区の和太鼓の演奏、オープニングで人形劇団「座・来楽」による演目「酒呑童子」の披露、ご当地ヒーロー方言戦隊メテオレンジャーの出演、ラジオパーソナリティーさとちんによるMC、燕市観光PRキャラクターと越後柏崎のPRキャラクターえちゴンの参加、無料の鬼メークもある。
分水北小学校に臨時駐車場を開設し、会場までシャトルバスを運行する。雨天決行。
(佐藤)