3、4日の2日間燕三条地場産業振興センターで3回目となる「燕三条トレードショウ2018」が開かれており、燕三条地域の卸商社やメーカー141 社が出展し、国内外のバイヤーやエージェントに、新商品や注目商品などをアピールしている。
主催は、燕商工会議所と三条商工会議所でつくる燕三条トレードショウ実行委員会(実行委員長・田野隆夫燕商工会議所会頭)。初日3日、午前9時半から100人余りが列席して開会式を行った。
田野実行委員長はあいさつで、「ものづくりのまち三条」、「ものづくりのまち燕」とよく言われます、しかし、車の両輪のように地場の問屋さんがけん命になって北海道から沖縄、昔で言えば朝鮮半島、台湾まで燕三条の商品を持って販売をした歴史があります。トレードショウはそういう意味で、地場の問屋さんと製品をお持ちのメーカーさんが共同で地場を盛り上げて頂きたい。そういう強い思いで開催することといたしましたと話し、主催者の具体的な成果を期待した。
経済産業省関東経済産業局の青木宏地域経済部次長は祝辞で、「全国的にも卸と作り手が一緒になって活動していく産地の機能が発揮できているのは、じつは、燕三条地域だけではないか」と話した。マーケットニーズをつかむ力を持つ商社・卸と作り手の2つがあって新たなものづくりが生まれるのが両輪の世界と思っている。作り手はあってもマーケットニーズをとらえていない産地は衰退していくのが、わが国の現状とし、「売り手が知っているマーケットをしっかりと作り手につないでいけることによって、新たな商品がどんどん生み出されていく。これが本当の産地の実力だと思っている」と述べ、トレードショウの盛況と工場の祭典につながる流れをつくってほしいと期待した。
国定勇人三条市長、鈴木力燕市長の祝辞に続き、来賓や主催者などによってテープカットを行い、幕を開けた。