台風25号の接近に伴う強風で7日朝、三条市内の神社で倒木が石灯ろうを倒したのがわかった。
木が倒れたのは三条市西本成寺1、法華宗総本山本成寺の三門、通称「赤門」の隣りに建つ諏訪神社。拝殿の横、西側の境内境界には立つスギの木のうち、高さ8メートル、幹の直径が30センチほどある1本が境内に向かって倒れた。幹が折れるのではなく、根っこから持ち上がって倒れた。
幸い拝殿にはぶつからず、戦没者慰霊碑の前に立つ高さ2メートル近くある2つの石灯ろうのうち、向かって右側の石灯ろうにぶつかって倒した。
諏訪神社は本成寺が管理しており、頼まれた近所の男性が朝からチェーンソーで倒れたスギを短く切って始末していた。倒木が拝殿にぶつからなかったのは幸いで、僧りょに「おめたちが、よーお経あげてっけそうらと言われた」と笑い、作業を続けていた。
台風25号は7日午前3時に日本海で温帯低気圧に変わったが、三条では7日未明から明け方にかけて西寄りの風が強く吹き、最高で午前4時21分に最大瞬間風速19.9メートルを観測した。
早朝、三条市には東北電力から猪子場新田地内でトタン屋根の一部が電線にひっかかっていて撤去できないと連絡があり、三条市消防本部で撤去した。
(佐藤)