三条市ボランティア連絡協議会(本間里子会長・加盟30団体)は7日、三条市総合福祉センターで第14回三条ボランティアまつりを開き、来場者はボランティア体験や模擬店などのイベントを通じて楽しみながらボランティアへの理解を深めた。
さまざまなボランティアを身近に感じ、考えるきっかけになればと7.13水害の翌年から開き、14回目。同連絡協議会の加盟団体と施設など計27団体が参加し、各団体などで製作した小物や日用雑貨、野菜やクッキーなどの販売、ボランティアの体験、活動の紹介、遊休品販売、喫茶コーナー、らてラリーなど盛りだくさんのイベントを行った。
ボランティア団体の「音声パソコン バニラ」は、目が不自由な人でも文書作成などができるパソコンソフトを使った音声パソコンを、日常生活で便利な使い方を研究したり教え合ったりする活動をしており、その音声パソコンを来場者に体験してもらった。
パソコンのキーボードを押すと同時に、その文字が音声で聞こえ、ディスプレイは目の不自由な人などに認識しやすいように黒い背景に大きく白いフォントを表示する。
小学生の男の子は、自分の名前の平仮名をキーボードを押して体験。1文字ずつソフトが読み上げ、さらに漢字の変換では、漢字の読み方と意味なども示すパソコンを、「おもしろい」と夢中だった。
「音声訳 虹の会」では、本や広報紙などを読み上げ録音する「音声訳」を体験 。参加者は、マイクに向かって絵本を読み、CDに録音する本格的な体験をしてもらった。
ほかにも、点字しおり作り、手話、要約筆、語りなどの体験、ダンスや和太鼓演奏などの発表もあり、来場者はさまざまなボランティア活動があることを知り、各団体への理解を深めていた。
(坂井)