三条署は8日、三条市内で発生した死亡ひき逃げ事件の容疑者として市内の80歳代の男を逮捕した。
8日午後9時34分に三条市上保内、無職広田正夫容疑者(87)を過失運転致死及び道路交通違反の疑いで逮捕した。
広田容疑者は6日午後6時ごろ、三条市柳沢地内の市道で普通乗用車を運転中、前を歩いていた三条市松ノ木町、無職佐藤輝男さん(69)とぶつかり、道路外の側溝に転落させて死亡させ、救護の措置などをとらず現場を立ち去った。
佐藤さんは6日午後5時半ごろに家族に散歩に出かけると告げて出掛けたまま行方不明になっていたが、7日午後5時37分ごろに側溝に頭を突っ込んでうつぶせになって死亡しているのが見つかった。現場の状況から三条署ではひき逃げ事件として捜査していた。
広田容疑者は見附市から自宅へ帰る途中で、調べに対し運転中に何かにぶつかったことは認めているものの人をはねたことは認めず、電柱か杭などにぶつかったと思ったと話している。死因は9日に司法解剖を行って調べる。
(佐藤)