第14回三条市美術展(市展)が13日(土)から17日(水)まで三条市厚生福祉会館で開かれ、公募作品をはじめ6部門に合わせて266の作品が展示される。
公募作品は応募264点のうち入選以上の211点を展示。加えて審査員出品6点、無鑑査出品12点、特別出品18点を展示し、合わせて266点になる。昨年の256点より10点多い。13、14日はに6つの部門ごとに審査員を講師に作品鑑賞会を開く。
ことしは同時開催のイベントが多いのが特徴。まず「幕末の一番星 村山半牧 没後百五十周年展」はことしだけの企画。村山半牧(1828-68)は三条文人で勤皇画家でもある。戊辰戦争から150年でさまざまな企画で盛り上がるなか、半牧も没後150年になり、それを記念した作品展。半牧が描いた軸9点を厚生福祉会館の102会議室に展示する。
2階には和室休憩室を開設し、13、14日だけワークショップも行い、午前は折り紙、午後は紙工作を体験できる。体育館ロビーでは13、14の2日間だけ午前10時から午後5時まで初めてオープン・カフェを開く。有料でコーヒーを味わえ、ラテアートも体験できる。
体育館ギャラリーには文化・芸術の一番星事業のデッサン教室作品展とわくわく文化未来塾作品展を開き、それぞれを受講する子どもたちの作品を展示する。デッサン教室作品展はデッサン10点を展示し、わくわく文化未来塾作品展陶芸、折り紙、書道、生け花の作品をずらりと展示する。
しかけ絵本コンクール受賞作品展も開き、2年前、昨年と開いた同コンクールの受賞作品も展示。たっぷり芸術の秋にひたれる市展で来場者を迎える。
それまで市展会場だった三条市体育文化センターの解体工事が始まったため、昨年から三条市厚生福祉会館に会場を移した。会場が変わったために入場者の減少が心配されたが、結果はまったく逆だった。昨年は会期が衆院選と重なり、厚生福祉会館に期日前投票所が開設されたため、期日前投票に訪れたついでに市展会場を訪れた人が多く、入場者は前年より36.0%も多い3,078人にのぼる大入り。ことしは「投票がてら」の来場による底上げはないが、市民の気軽な来場を待っている。
午前9時から午後6時まで、最終日17日は午後3時半まで開場。入場無料で目録も無料で配布する。作品鑑賞会の日程は次の通り。敬称略
13日(土) | ||
時間 | 部門 | 講師の審査員 |
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午前11時〜正午 | 書道 | 相澤五峰 |
午後1時〜2時 | 写真 | 橋本浩市 |
午後2時〜3時 | 彫刻 | 濱口剛 |
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14日(日) | ||
時間 | 部門 | 講師の審査員 |
午前11時〜正午 | 日本画 | 藤田チヨ子 |
午後1時〜2時 | 工芸 | 山口納富子 |
午後2時〜3時 | 洋画 | 田中守 |
(佐藤)